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長善寺 笹寺
高坂昌信の庵が起源
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御由緒
東京三十三観音の霊場にもなっている長禅寺。別名は笹寺とも呼ばれるお寺です。
起源は甲陽軍鑑を記した事でも知られる武田家家臣 高坂 昌信の居所に結ばれた草庵だと言われており、区内でも最も古い寺院とされています。
山門はシンプルながら、鳥居を思わせる作りで、広い境内の正面に本堂が位置しています。別名となる笹寺、本堂の扁額にも書かれた呼称の由来は、このお寺が笹が生い茂った様子から二代将軍秀忠が立ち寄った際「笹寺」と称するよう命じらた事によるとも、あるいは三代将軍家光が江戸巡覧を行った時の事とも言われています。また一説ではこの寺から現在の皇居、江戸城の紅葉山に笹が移植されたとも伝えられ、この寺の名物になっていたのは間違いないようです。しかし、現在は綺麗に整地されていて笹寺と呼ばれた様子はないようですね。ただ、扁額の他、寺紋にも笹があしらわれ往時の様子をこれで示しているのかと思います。
このお寺の宝物として「めのう観音」があります。新宿区の指定文化財にもなっている観音像は秀忠、あるいは、その正室の崇源院の念持仏だったと言われるもので、秀忠の死後、崇源院から奉納されたものとされています。この事から「笹寺」と言う呼称の起源はともかくも、既に二代将軍の頃から重要視されたお寺だと言うことが判りますね。
私見ですが
境内には出世稲荷、金宝稲荷の祠があり、本堂にお詣りして、こちらにも参拝。新宿通りからほど近くにあるお寺なのに、鳥居のような山門を潜ると静謐さで満たされた清浄な環境で、とても良い空気です。
お気に入り度
★★★
雰囲気
★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
★★★★★
寺院概要
【山号】 四谷山
【院号/寺号】-/長善寺
【宗派、御本尊】曹洞宗/釈迦如来
【所在地】 東京都新宿区四谷4-4
【アクセス】東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目から徒歩4分
【開山】 天正3(1575)年
【ご朱印】 あり
※ 特記なし
【ご朱印帳】
【HP】
【SNS】 なし
地図
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