汐見地蔵と稲荷社

文化4年(1807年)富岡八幡宮祭礼日に永代橋の崩落事故の慰霊碑的な地蔵堂

御由緒

 このお堂は文化4(1807)年、富岡八幡宮の祭礼日に起きた永代橋崩落事故の犠牲死者、そしてその後の大火や大地震、更には疫病で亡くなった方々のなどの慰霊の為に建てられたようです。特に永代橋崩落での犠牲者の遺骨や歯が、ここに流れ着いたと言われ、ここが選ばれたようです。なおご遺体やご遺骨は両国 回向院で埋葬されたそうです。
 お堂にいるお地蔵さん、実は明治時代に「水中から出たい」という声が響いたと言われ、川底から引き上げられたものだと言いいます。お地蔵様の台座には、回向院へと運ばれなかった歯や小さなお骨が納められているとも言います。ただ、実際には、引き上げられたお地蔵さん(石像)は秘仏とされ、私達に見えるお地蔵さんは、昭和5(1930)年に建立されたコンクリート製です。この時代にコンクリートでお地蔵さんを作った例は珍しいようですね。
 さて、お地蔵さんの台座に歯が収められていると書きました。それが、実はご利益につながっています。なんと、祠の前の塩を持ち帰って口をすすぐと歯痛が治り、お礼には塩か楊枝をお供えするのだそうです。お守りしている皆さんの慰霊、供養に対するお礼なのかもしれませんね。

私見ですが

 いわゆる鎮めの神社、地蔵と言うのでしょうか、朱塗りながら事故で亡くなった方々の鎮魂のための慰霊碑と考えるべきでしょう。毎年、供養祭も行われているそうです。ただ、そんな鎮めの意味だけではなく、ご利益や幸せも運んできてくれるお地蔵さんとお稲荷さんだから、いつも綺麗に手入れされているんでしょうね。

お気に入り度
 ★★
雰囲気
 ★★
アクセス(駅近、駐車場など)
 ★★★

神社概要

【御祭神】 地蔵菩薩

【社殿】

【鎮座地】 東京都中央区湊3-18-22

【アクセス】JR・東京メトロ 八丁堀駅から徒歩4分
      東京メトロ 銀座駅から徒歩11分

【創建】 明治時代

【社格】

【境内社】

【例祭】 6月6日

【氏子】

【ご朱印】

※特記なし

【ご朱印帳】 なし

【HP】なし

【SNS】 なし

地図

神社お得意のご利益

歯の神様、水運安全

ひと足伸ばして

ギャラリー