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昭和天皇陵 – 武蔵野陵

御由緒

 父である大正天皇の多摩陵と同じ武蔵野陵墓地にある昭和天皇陵。武蔵野陵は、平成元年1月17日に造営が始まり、2月24日の大喪の礼(斂葬の儀)で埋葬されています。
 陵の形は、ほぼ大正天皇陵と同形ですが、鳥居の向こうにある一般拝所は階段がなくフラットな構造になっていたり、また上円部がなだらかな形状にされています。これは威圧感を醸さない構造とされています。
 大正天皇陵(多摩陵)に比べ、新しいためか全体に明るいのが印象的で、全体を俯瞰しているようです。すぐ近くには皇后陛下(香淳皇后)の武蔵野東陵が置かれています。
 大正天皇陵と同様、一般の参拝者は、鳥居をくぐり陵の下にある一般拝所まで近づくことができます。
また、御朱印と同様、参拝の記念として御陵印を頂くことができます。これは、陵墓地の正面入口付近にある多摩陵墓監区事務所で頂くことができます。

天皇陵概要

【天皇】昭和天皇

【陵形】上円下方

【所在地】東京都八王子市長房町1833

【アクセス】 JR 中央線、京王線 高尾駅から徒歩17分

【創建】 平成元年(1989)

【関連】 香淳皇后陵 – 武蔵野東陵

【氏子】

【ご陵印】 あり

※ 多摩陵墓監区事務所にて、多摩陵印と合わせて受領可

【HP】 宮内庁

地図

ひと足伸ばして

ギャラリー

参拝記

 即位礼が近いこと、また台風による天気の崩れを考えて「少し早めに」と考えて、その週の日曜日で訪れました。武蔵野陵は、多摩陵、多摩東陵へのお参りに続いての参拝です。
 何度目かの参拝ですが、いつも、それほど多くの人出はありません。
野鳥の声と他数人が玉砂利を踏む音だけが響いているだけです。また、今回は、鳥居に近づくに連れ、徐々に金木犀が適度に香っていて、なんだか昭和帝の直ぐ側にいるような感覚に浸ることができました。