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島守神社
意外なほどに雰囲気のある神社
御由緒
多摩川のほとりに佇む島守神社。詳しい御由緒は不明な神社です。
この神社が鎮座する稲城市押立は、昭和24(1949)年まで北多摩郡多磨村押立の飛び地として登録されていた土地です。多摩村の当時は、多摩川の府中市側を「本村」、現在の稲城市押立を「向押立」あるいは「向島」「川向新田」と呼んでいたそうです。
この当時、は現在のような地形で飛び地だったわけではなく、二股に別れていた多摩川の流路の中洲のような状態だったものが寛文年間(1661-1672)に起きた大洪水によって多摩川の流路が北側に移動してしまい、現在の地形に変化したようです。稲城市側に直接隣接するようになり、昭和24年に稲城市に併合されたようです。これを知って押立地区の地形を見ると中洲のような形状に見えてきます。
そして、この歴史を知ると社号が「島守」つまり、多摩川の真ん中にある島を守る神社として建立されたのかもしれないな。と想像が働きます。
昭和62(1987)年に再建されたという社殿は、低い土地で水からの保護を考えてか、高床式で設えられていて参拝にはコンクリートの階段を登ることになります。
お気に入り度
★★
雰囲気
★★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
★★
神社概要
【社殿】
【鎮座地】 東京都稲城市押立678
【アクセス】JR南武線 矢野口駅から徒歩17分
JR南武線 稲城長沼駅から徒歩17分
【創建】 不詳
【社格】旧無格社
【境内社】
【例祭】 7月19日に近い日曜日
【氏子】
【ご朱印】
※ 特記なし
【ご朱印帳】
【HP】
【SNS】 なし
地図
神社お得意のご利益
参拝記
梅雨の蒸し暑い時期に初の参拝となった日。川沿いの道からのアプローチをGoogle Mapに案内された島守神社ですが、鳥居は反対側、住宅地の狭い道からしか入れずに、少し遠回りをしてから境内に入ることができました。川沿いにありがちなガチャついた雰囲気から隔絶されたような聖域感のある境内で、小高い社殿を仰ぎ見ます。
高床式の社殿は、境内に比べるとかなり立派な設えで、ちょこちょこと階段を登ってみると、気分が高揚してきます。お参りを終え振り向くと、押立地区を眺めおろしているような感じで、更に気分が上がります。