目次
椙森神社
富くじ発祥の地
御由緒
日本橋七福神では御祭神の相殿として祀られている恵比寿神となる椙森(すぎもり)神社。
創建は天慶3(940)年以前と言われ、藤原秀郷が平将門の乱を鎮定するために戦勝祈願し、将門公を討ち取ると白銀の狐像を奉納したとされる古い神社です。
文正元年(1466年)、江戸城を築城した太田道灌が雨乞いを祈願し、霊験あらたかな神社とされるようになり、山城国稲荷山五社大神を勧請し現在の御祭神の後世となっています。
江戸時代に入ると烏森神社、柳森神社とならん「江戸三森」と呼ばれるようになり、松平家など諸大名からも崇敬を集めるようになったそうです。さて恵比寿神なのですが、これは寛文年間には神道家で幕府神道方も勤めた吉川惟足が大巳貴大神の託宣を受け、恵比寿大神を祀ったもので、10月19-20日の恵比寿神大祭でのみ公開されます。
残念ながら社殿は関東大震災によって焼失してしまい、昭和6(1931)年に震災や火災対策として当時としては珍しい鉄筋コンクリート造りの耐震構造の新社殿として再建されています。また同じく震災で失われたものに富くじの興行を記念した富塚と言う石碑があります。ここで日本の宝くじの歴史が始まったと言われ、その記念碑だったわけです。現在あるものは昭和28(1953)年に再建されたものとなります。
毎年、9(く)月2(じ)日の「くじの日」には、この富塚の前で祈願祭を実施しています。
開始時間も10(と)時3(み)分〜。
くじ運を挙げたい方は、一度、お願いをしに行ってみると良いかもですね。
私見ですが
都内には様々な形で「宝くじに強い」ご利益を頂ける神社があります。(今度、ご利益一覧に項を追加しましょうか…)。その意味では元祖「クジ運ご利益」の神社ですから、軽々しく考えてはいけません。神社も、それを考えて9/2 10:03〜と完全に語呂合わせで祈願祭をやっているので、真剣に当てに行くためにも真剣にお参りすると良いことがありそうに思えてきます。
お気に入り度
★★★
雰囲気
★★★
アクセス(駅近、駐車場など)
★★★★
神社概要
【御祭神】五社稲荷大神(倉稲の魂-うがのみたまの大神、素サの鳴-すさのうの大神、大市姫-おおいちひめの大神、大巳貴-おおなむちの大神)、相殿 恵比寿大神
【社殿】
【鎮座地】 東京都中央区日本橋堀留町1-10-2
【アクセス】東京メトロ 人形町駅から徒歩5分、東京メトロ 小伝馬町駅から徒歩5分
【創建】 天慶3年(940)以前
【社格】
【境内社】
【例祭】 5月15日〜16日、10月19日〜20日
【氏子】中央区日本橋堀留町、中央区日本橋人形町1丁目1〜8、17〜19、3丁目1〜7
中央区日本橋本町2丁目7〜8(※関東大震災以前の堀留町1丁目区域のみ)
【ご朱印】 あり
※ 特記なし
【ご朱印帳】 なし
【HP】オリジナル
【SNS】 なし
地図
神社お得意のご利益
宝くじ当選
ひと足伸ばして
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